Tommymoo's Garden
Kikyo (Platycodon / Balloon Flower)
Genus: Platycodon.
Species: Platycodon grandiflorus.
3 Aug 2010 in Castillonnes from Richard. 4 pots for 10 euro.
Only 3 survived
1 weak one came out at the back, near ferns, but died out (summer 2014)
秋の七草のひとつで日本人にも馴染みの深い野草です。
家紋に桔梗紋があるように、桔梗の花は日本では古くから愛される花の1つです。明智光秀の家紋も桔梗紋です。
桔梗の根にはサポニンが含まれていて薬(咳、鎮痛、解熱、鎮静)として使われていました。
季節・日常の手入れ ポイント
初夏に一通り花が咲き終わった後、茎を株元から1/3~半分くらいの位置で切り戻しを行います。そうすると、茎の途中から新たに芽が出てきて、また花を咲かせます。
水やり・肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。庭植えは真夏に乾くとき以外は必要ありません。鉢植えは冬にも完全に土を乾かさないよう、軽く湿る程度にときどき水を与えます。
鉢植えの場合、植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおきます。その後追肥として花の咲く時期に液体肥料を2週間に1回与えます。庭植えの場合は土に堆肥をたっぷり混ぜ込んでおけばあとは肥料は必要ありません。肥料はしっかりと与えると、茎も太く伸びて花もたくさん付きますが、野草っぽい風情はなくなります。
用土
有機質に富んだ水はけの良い場所が適しています。やや酸性気味の土を好むので、酸性を中和させる石灰を混ぜる必要はありません。鉢植えは赤玉土(小粒)5:鹿沼土2:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。鹿沼土を混ぜるのはやや酸性の土にするためです(鹿沼土は酸性が比較的強い)。
植え替え・植え付け
庭植えは3年に1回くらい、株分けも兼ねて植え替えます。
ふやし方
タネまき、株分け、さし芽でふやすことができます。
タネまき
タネまきの適期は4月上旬で、赤玉土(小粒)などを使用してタネをまき、薄く土をかぶせて芽が出るまで乾かさないようにします。芽が出たら混み合っている部分を間引いて本葉が4枚に育った頃にそれぞれをビニールポットなどに植えて苗づくりをします。品種によっては秋から、ちらほらと花を咲かせるものもあります(花がついた苗は根を太らせるためにも摘み取った方がよいです)が、本格的に咲くのは翌年の6月以降です。
株分け株分け
株分けの適期は地上部が枯れた秋以降です。この時期は生長もほとんど止まっており多少傷つけても生育に影響を与えません。根を掘り上げて翌年に延びる芽(小さい)が付いているかどうか確認します。芽が付いているならある程度小さく分けても充分育ちます。手で引きちぎれない場合はカッターナイフなどを利用して切ります。切り分けた根を植え付けてたっぷりと水を与えて完了です。
さし芽
長年育てていると株が老化してくるので、その場合はさし芽をして新たな株を作ります。5月に茎を先端から5cmほどの長さに切って、1時間ほど水にさして吸水させてから、湿らせた赤玉土に挿して日陰で管理します。1週間後くらいから徐々に日の当たるところに移動させていって、さし芽1ヶ月後には日なたで栽培します。元気に葉がでて生長してきたら鉢に植え替えて育てます。