Tommymoo's Garden
Sisyrinchium spp. ‘California Skies'/Carifornia Sky (California blue-eyed grass)
Genus: Sisyrinchium.
Species: Sisyrinchium californicum.
End Nov 2014, plants sent by Sue - didn't survive
5 May 2016 plants sent by Sue (Deeper blue, pale blue and yellow probably)
科名:アヤメ科
学名:Sisyrinchium
別名:ニワゼキショウ(庭石菖)
原産地:北・南アメリカ
草丈:10cm-50cm
開花期:4月-6月
難易度 2/5 (そだてやすい)
耐寒性 4/5 (つよいほう)
耐暑性 3/5 (ふつう)
シシリンキウム・ロスラツムは、北アメリカ原産の帰化植物です。別名ニワゼキショウや、南京アヤメと呼ばれています。名前にセキショウとついているため、サトイモ科のセキショウの仲間と間違えられますが、アヤメ科の植物です。葉をよく見るとその答えがよくわかり、アヤメをそのまま小さくしたような葉形をしています。元々は観賞用として導入されたらしいですが、現在では野原や芝生の中などに、ニワゼキショウを見つけることができます。初夏には、赤紫色や白っぽい花を咲かせます。やや粘土質の場所でもしっかり育ち、とても強い帰化植物です。セイタカアワダチソウなどの帰化植物と異なり、爆発的な広がりはありませんが、初夏、原っぱにシシリンキウムの花が一斉に咲く様子を見つけることができます。とはいえ、その楚々と咲く花姿は、日本人に好まれやすいようです。
シシリンキウムは、本種のロスラツムのほかに、北アメリカ原産のベルムやチリ原産のクリーム色のストリアツムなどもあります。
日当たり・置き場所
日当たりの良いやや湿り気のある環境を好みます。一年を通して日向で育てます。暑さ、寒さには比較的強いです。
水やり・肥料
土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。強い乾燥や冬の過湿には注意します。冬の過湿に注意するのは休眠期で根が水をあまり吸わないからです。
春の開花時期と秋に液体肥料や固形肥料を与えます。肥料を与えることで株が大きく育ちますが、あまり大きくしたくない場合-鉢植えなど-は控えめにします。夏と冬は与えません。
かかりやすい病気・害虫
アブラムシとネジラミの被害が見られます。
アブラムシは春に発生しやすい害虫で、主に花茎について吸汁します。見つけ次第薬剤を散布して駆除します。
ネジラミ(ネコナカイガラムシ)は根に付く白いワタのような害虫です。発生すると生育が衰えます。地中に発生するので発見が遅れがちになります。1年に1回ちゃんと植え替えていると発生しにくい害虫です。鉢植えの場合、鉢から抜いて土を落とし、根を薬剤に浸して駆除し、新しい鉢と用土に植え付けます。
植え付け・用土
鉢植えはネジラミの発生を防ぐためにも1年に1回植え替えましょう。それ以上大きくしたくない場合は同時に株分けも行います。作業は真夏や真冬を除けば可能ですが、最適期は3月~5月、9月~10月です。
水はけのよい適湿な土を好みます。鉢植えの場合は鹿沼土に水もちを良くするために細かく刻んだり粉にした水ゴケを適量混ぜ込みます。水ゴケがなければ鹿沼土のみで植え付けてもかまいません。
ふやし方
タネまき、株分けでふやせます。
タネまきは花後にできた果実が熟してきたらタネを採りだしすぐにまきます。乾かさないように管理するとはやいものでは2週間くらいで芽を出します。地植えのものは自然にタネが落ちて増えることがあります。
株が大きく生長し、葉がわさわさ茂っているような大株は株分けできます。手で大きくちぎって分けますが失敗は少なく、多少根が付いていれば根付きます。ただし、あまり細かく分けすぎるとその後の生育が衰えるので気をつけます。
手入れ
種によっては地植えにしていると、自然にできたタネがこぼれてどんどん増えます。ふえすぎて他の植物の邪魔をするようなら出て来た芽を早めに抜き取るようにしましょう。
ポイント
・日当たりのよい場所でそだてる
・肥料は少なく
・秋にタネをまく